【壁と卵の小さくて親密な映画の会Vol.8】
● 映画
海でなくて どこに
Were but into the sea
喫茶 壁と卵でのゲストのトーク付き上映が決まりました。
とても素晴らしいドキュメンタリーです、ぜひこの機会にみなさまご来場ください。
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マリア・カム(旧姓ウェイランド、1920-2019)とマーセル・ウェイランド(1927年生まれ)は、1939年9月、ナチスによるポーランド侵攻にともない、家族とともにポーランド、ウッチを捨て、未知への旅に出た。1年数か月のリトアニア滞在後、シベリア横断鉄道でウラジオストックへ、そこから日本の汽船「天草丸」で敦賀に上陸。神戸で7カ月を過ごしたのち、中国、上海へ。最終的な安住の地は、オーストラリアのシドニー、メルボルンだった。第二次世界大戦中、離れ離れになった姉弟の肖像と、彼らの〈生存〉をかけたオデッセイが描き出される。
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歴史とアートの融合プロジェクト「マリルカプロジェクト」
この映画は、ユダヤ史と難民研究を専門としてきた東京理科大学の菅野賢治教授が、オーストラリア・メルボルンで第二次大戦期のジェノサイドを逃れた元ユダヤ難民、マリアと出逢ったことをきっかけにスタートした「マリルカプロジェクト」の中で制作されました。
難民の視点から「asylum(亡命、避難)」の本質的意味を考える、歴史とアートの融合プロジェクトとして、菅野氏と共にドキュメンタリー映画監督・大澤未来氏が世界各地で数々の資料調査と実地調査を行ってきました。姉弟の生き残りをかけた旅の軌跡をたどりながら、それぞれの場所に遺る日本と中国からの視点を織り交ぜ、新たな光を当てた作品です。
また、プロジェクトの趣旨に賛同して、日本にも多くのファンを持つ東ドイツ出身の作曲家ヘニング・シュミート氏が美しくも儚い音楽を作曲。オーストラリアの実験アニメ作家レイチェル・ウォルズがアニメーションを制作。世界的に活躍する現代アーティスト宮森敬子氏が美術を担当するなど、国境を越えたコラボレーションが結晶した作品となり、世界最大のユダヤ映画祭「ユダヤ国際映画祭inオーストラリア」や「マイアミ・ユダヤ映画祭」で公式上映され話題となりました。
『海でなくてどこに(Where but into the sea)』2021年/72分
日本語、英語、中国語、イディッシュ語(日本語字幕あり)
〈企画・調査研究・歴史考証〉菅野賢治/〈監督・撮影・編集〉大澤未来/〈音楽〉ヘニング・シュミート
〈アニメーション〉レイチェル・ウォルズ/〈美術・デザイン〉宮森敬子/〈コーディネート〉小畑美史/〈プロデュース〉関口清
URL
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●日時)2025/5/16(金)〜5/19(月) / 1日1回上映
開場18:00
上映18:30〜19:45
各回定員 12名様
全ての日程で大澤未来監督がご来場予定
5/16(金)菅野先生と宮森敬子さんメイントーク回
5/17(土)大澤監督のメイントーク回
5/18(日)菅野先生のメイントーク回
5/19(月)大澤監督と宮森敬子さんメイントーク回
※急遽ゲストがご来場できない場合もございますのでご了承ください。
上映後は毎回ゲストのトークがあります。
カレーやお菓子などフードメニューもご注文いただけますので
ぜひみなさまで映画の感想などお話しながら、お食事を楽しんでいってください。
少人数での上映会なので、ゲストの方々と直接お話、ご質問などしていただける貴重な機会です。
(21:00ラストオーダー21:30閉店)
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●TIKET
前売り 5/12まで 2300円
(チケット代 1800円+ワンドリンク付き)
通常 5/13以降 2500円
(チケット代 2000円+ワンドリンク付き)
店頭、またはオンラインにてご予約いただけます。
【店頭でのご予約の場合】
前売り券ご希望の場合、2025/5/12(月)までに
幡ヶ谷 喫茶 壁と卵 店頭にてご予約、お支払い下さい。
※お申込み後のキャンセルについて
恐れ入りますがキャンセルは上映日の5日前まででお願いします。
それ以降はご返金できかねますので、ご了承ください。
【ネット購入】
から日付指定券をご予約いただけます。
(※チケットの郵送はありません。)
このチケットはキャンセルができませんのでご注意ください。
※お問い合わせ
kabetamago+yoyaku@gmail.com
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●場所
喫茶壁と卵
〒151-0072
東京都 渋谷区 幡ヶ谷 2丁目 11-7 プエブロM 1階
京王電鉄 京王新線 幡ヶ谷駅 から徒歩 2分
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