115)”ねじまき鳥クロニクル”

2023年1月のカベタマ文庫

テーマは ”ねじまき鳥クロニクル”


今月はとても悩んだのですが

私が一番、何度も何度も読んでいる本、

ねじまき鳥クロニクルをテーマにしました。


笠原メイくらいの歳で読み始め、

久美子、加納クレタ、赤坂ナツメグの年齢になっていま、

何度も何度も物語を通り抜けることで

私はわたしに近づいていくという感覚があります。


そして、本で読むのがとても好きなので

今まであまり使用していなかった

AmazonAudibleですが

村上春樹さんの作品がたくさん入っていることや、

ちょっとしたきっかけがあって

最近仕込みをしながら聞いています。

どの作品もそれぞれの俳優さんの朗読、本当に、とても、素晴らしいです。

ねじまき鳥の藤木直人さんの朗読が胸に染みて

本では普通に読み過ごしていたプールの場面で

気づけば静かに泣いていました。


ねじまき鳥クロニクル、よくわからなかったと言う感想も

よく聞きます。でも、物語というものは

理解するものでは無いのかもしれないなと我々は考えています。

話を理解するために読むのでは無く、

物語の中をとおりぬけ、心の震えを感じ

読む前と読んだあとでは

すこしだけ、たった数ミリでも

自分が違うところに移動している。


その違いに気がつくのはずっと後だったり

するのだけれど。


長くなりそうなのでこの辺で、

今月のカベタマ文庫

3冊は

◯ねじまき鳥クロニクル 村上春樹

◯その男ゾルバ カザンザキス 秋山健訳

◯アラジンと魔法のランプ アンドルー・ラング再話 中川千尋訳 エロール・ル・カイン絵


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kabetama.com

ちょっと近所の喫茶店による時間、 って 人の心に必要なものだと思うのです。 遠くに住む家族や友人たち、 近くに住んでいても、介護や子育て、病気や仕事など いろんな理由があってなかなか来られないお客様にとっても 幡ヶ谷のお店に訪れたような 気持ちになれる場所を インターネット上に作れたら そんな気持ちではじめました。

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